自宅サーバ構築(サーバ環境の構成)
ASRock H370M-ITX/acを主軸としてサーバマシンのパーツを選択します。
マザーボードの「ASRock H370M-ITX/ac」にintelのNICが2つ搭載されていることからまずこれを購入することを主軸に据えてマシンを組み立てることとしました。
本来、以前からのパーツの使いまわしで構成する予定でしたが、しばらく見ないうちにCPUをはじめ下位互換というか以前のパーツを使いまわすことができないくらいに規格が変わっていました。
そのうえ魅力的な機能を持ったパーツが比較的安価に手に入ることから各パーツを新調することとして全く新しい構成になりました。
サーバマシンのスペック
マザーボード:ASRock H370M-ITX/ac
↓太字がこの製品を選択するときに重視した項目
- 第 8 世代 Intel® Core™ プロセッサーに対応 (ソケット 1151)
↑第7世代以前のCPUはソケットが1151であっても使えないということです。 - DDR4 2666
↑今持っているメモリはDDR3、下位互換がないのでDDR4のM/BではDDR3は使えません。 - 「1×「PCIe 3.0 x16」」
↑グラフィックボードなどは使わないのでこだわりはありませんでした。 - グラフィックス出力オプション: 2 x HDMI, DisplayPort
↑最新のM/BにはもうVGAやDVIとくにDVI-Dも備わらなくなっていました。 - 「7.1 チャンネル HD オーディオ (Realtek ALC892 オーディオコーデック)」, ニチコン製ファインゴールドシリーズオーディオコンデンサ
↑サーバ用途なので何のこだわりもありません。 - 「6×SATA3」,「 1 ウルトラ M.2 (PCIe Gen3 x4 & SATA3)」
↑ウルトラ M.2のSSDはSATAのSSDと比較して安価なので初「ウルトラ M.2」デビューです。 - 「4×USB 3.1 Gen2 10Gb/s (背面)」
↑こだわりはありません。そもそもUSB 3.1 Gen2 10Gb/s に対応しているデバイスを持っていません。 - 「4×USB 3.1 Gen1 (前面に 2 個、背面に 2 個)」
↑USBも特にこだわりはありません。 - デュアル Intel® ギガビット LAN
※ 「Giga PHY Intel® I-219V」と「GigaLAN Intel® I-211AT」がひとつづつ搭載されています。
「I219V」についてはドライバが対応しているか不安でしたが新しいOSなら大丈夫だろうと見切り発車しました。
ちなみにCentOS7のインストールメディアにはドライバが含まれておらずOSインストール後にIntelのサイトからドライバをダウンロードしてインストールする必要があります。 - Intel® 802.11ac WiFi + BT 4.2
↑※802.11ac WiFiも必要な機能でした。
「SATA3 コネクタ(SATA3_1)に接続したHDDを認識しない。」という問題に遭遇しました。
「ウルトラ M.2 SSD」を接続した場合、SATA3_1 が無効になります。とマニュアルに記載があり仕様ということで事なきを得ましたが、
有効なSATA3 6.0 Gb/s コネクタは0、2、3,4,5,6となり1は認識しなくなります。
CentOS7のインストールメディアには「Giga PHY Intel® I-219V」のドライバは含まれていませんのでインストールプロセス段階では認識されず、ひいてはインストールされたOSからも認識されません。
OSインストール後、intelのサイトからドライバをダウンロードしてカーネルモジュールを追加する必要があります。(やり方はIntelのサイトで)
【製品情報】
CPU:Intel Celeron G4930 BOX
【購入先】:ドスパラ \4,680
G4900 と G4930 機能的に特に変わりはなかったので特売価格で決定しました。
インテル®製品の比較
【製品情報】
メモリ:AD4U266638G19-D
SSD:WD Blue 3D NANDシリーズ SSD 250GB SATA 6Gb/s M.2 2280
【型番】:WDS250G2B0B
【購入先】:NTT-X Store \5,480
【製品情報】
電源:玄人志向 電源 KRPW-BKシリーズ 80PLUS Bronze 550W ATX電源
ケースがmini-ITX対応サイズなので「プラグインタイプ」でないとケーブルの取り回しが結構大変になります。
【型番】:KRPW-BK550W/85+
【購入先】:amazon ¥5,008
【製品情報】
HDDの増設を見込んでいるので大き目の容量を選択しました。
ケース:使いまわし
ケースにM/Bを入れて固定してしまう前に中に入った時のケーブルの取り回しをシミュレーションしつつ繋ぎこんでから納めないとM/Bを固定したからだとボトルシップを作るような難易度になってしまいます。
あとで余って転がっていたSSDとHDDをSATA_5とSATA_6に接続しました。