工事担任者【H29】 第1回 法規 第3問

2016年2月29日

第3問 次の各文章の 内に、それぞれの の解答群の中から、「端末設備等規則」に規定する内容に照らして最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1) 用語について述べた次の文章のうち、誤っているものは、 (ア) である。

アナログ電話用設備とは、電話用設備であって、端末設備又は自営電気通信設備を
接続する点においてアナログ信号を入出力とするものをいう。
移動電話用設備とは、電話用設備であって、端末設備又は自営電気通信設備との接
続において電波を使用するものをいう。
デジタルデータ伝送用設備とは、電気通信事業の用に供する電気通信回線設備であっ
て、デジタル方式により、専ら音声その他の音響又は影像の伝送交換を目的とする電
気通信役務の用に供するものをいう。(正解)
インターネットプロトコル移動電話端末とは、端末設備であって、インターネット
プロトコル移動電話用設備に接続されるものをいう。
呼切断用メッセージとは、切断メッセージ、解放メッセージ又は解放完了メッセー
ジをいう。

「デジタルデータ伝送用設備」とは、電気通信事業の用に供する電気通信回線設備であって、デジタル方式により、専ら符号又は影像の伝送交換を目的とする電気通信役務の用に供するものをいう。


(2) 安全性等及び責任の分界について述べた次の二つの文章は、 (イ) 。

A 端末設備は、自営電気通信設備との間で鳴音(電気的又は音響的結合により生ずる発振状
態をいう。)を発生することを防止するために総務大臣が別に告示する条件を満たすもので
なければならない。
B 分界点における接続の方式は、端末設備を電気通信回線ごとに事業用電気通信設備から容
易に切り離せるものでなければならない。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい(正解)
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない

第三章 安全性等
(漏えいする通信の識別禁止)
第四条 端末設備は、事業用電気通信設備から漏えいする通信の内容を意図的に識別する機能を有してはならない。
(鳴音の発生防止)
第五条 端末設備は、事業用電気通信設備との間で鳴音(電気的又は音響的結合により生ずる発振状態をいう。)を発生することを防止するために総務大臣が別に告示する条件を満たすものでなければならない。


(3) 「絶縁抵抗等」において、端末設備の機器は、その電源回路と筐体及びその電源回路と事業用
きょう
電気通信設備との間において、使用電圧が300ボルトを超え600ボルト以下の交流の場合
にあっては、 (ウ) メガオーム以上の絶縁抵抗を有しなければならないと規定されている。

① 0.1
② 0.2
③ 0.3
④ 0.4(正解)
⑤ 1.0


(4) 安全性等について述べた次の文章のうち、誤っているものは、 (エ) である。

① 通話機能を有する端末設備は、通話中に受話器から過大な音響衝撃が発生すること
を防止する機能を備えなければならない。
② 端末設備は、事業用電気通信設備から漏えいする通信の内容を意図的に識別する機
能を有してはならない。
③ 端末設備の機器は、その電源回路と筐体及びその電源回路と事業用電気通信設備と
の間において、使用電圧が750ボルトを超える直流及び600ボルトを超える交流
の場合にあっては、その使用電圧の1.5倍の電圧を連続して10分間加えたときこれ
に耐える絶縁耐力を有しなければならない。
④ 端末設備の機器の金属製の台及び筐体は、接地抵抗が100オーム以下となるよう
に接地しなければならない。ただし、安全な場所に危険のないように設置する場合に
あっては、この限りでない。
⑤ 利用者が端末設備を事業用電気通信設備に接続する際に使用する線路及び保安器そ
の他の機器の電線相互間及び電線と大地間の絶縁抵抗は、直流200ボルト以上の一
の電圧で測定した値で0.2メガオーム以上でなければならない。(正解)


(5) 「端末設備内において電波を使用する端末設備」について述べた次の二つの文章は、 (オ) 。

A 総務大臣が別に告示する条件に適合する識別符号(端末設備に使用される無線設備を識別
するための符号であって、通信路の設定に当たってその照合が行われるものをいう。)を有
すること。
B 使用する電波の周波数が空き状態であるかどうかについて、総務大臣が別に告示するとこ
ろにより判定を行い、空き状態である場合にのみ直流回路を開くものであること。ただし、
総務大臣が別に告示するものについては、この限りでない。

① Aのみ正しい(正解)
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない