工事担任者【H28】 第2回 法規 第4問

2016年2月28日

第4問 次の各文章の 内に、それぞれの の解答群の中から、「端末設備等規則」に規定する内容に照らして最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1) アナログ電話端末の「選択信号の条件」における押しボタンダイヤル信号について述べた次の文章のうち、正しいものは、 (ア) である。

① 低群周波数は、600ヘルツから900ヘルツまでの範囲内における特定の四つの周波数で規定されている。
② 高群周波数は、1,300ヘルツから1,700ヘルツまでの範囲内における特定の四つの周波数で規定されている。
③ ミニマムポーズとは、信号送出時間と休止時間の和の最小値をいう。
④ 周期は、60ミリ秒以上でなければならない。
⑤ 信号送出時間は、50ミリ秒以上でなければならない。

(2) アナログ電話端末の「直流回路の電気的条件等」について述べた次の二つの文章は、 (イ) 。

A 直流回路を開いているときのアナログ電話端末の直流回路の直流抵抗値は、2メガオーム
以上でなければならない。
B 直流回路を開いているときのアナログ電話端末の呼出信号受信時における直流回路の静電
容量は、3マイクロファラド以下であり、インピーダンスは、75ボルト、16ヘルツの交
流に対して2キロオーム以上でなければならない。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない

(3) 通話の用に供する場合を除き、アナログ電話端末の4キロヘルツまでの送出電力の許容範囲は、平衡 (ウ) オームのインピーダンスを接続して測定した値を絶対レベルで表した値として、平均レベルで-8dBm以下で、かつ、最大レベルで0dBmを超えないことと規定されている。

① 200
② 400
③ 600
④ 800
⑤ 1,000

(4) 移動電話端末の「漏話減衰量」、「基本的機能」又は「発信の機能」について述べた次の文章のうち、誤っているものは、 (エ) である。

① 複数の電気通信回線と接続される移動電話端末の回線相互間の漏話減衰量は、1,500ヘルツにおいて70デシベル以上でなければならない。
② 発信を行う場合にあっては、発信を要求する信号を送出するものであること。
③ 通信を終了する場合にあっては、チャネル(通話チャネル及び制御チャネルをいう。)を切断する信号を送出するものであること。
④ 発信に際して相手の端末設備からの応答を自動的に確認する場合にあっては、電気通信回線からの応答が確認できない場合選択信号送出終了後3分以内にチャネル(通話チャネル及び制御チャネルをいう。)を切断する信号を送出し、送信を停止するものであること。
⑤ 自動再発信を行う場合にあっては、その回数は2回以内であること。ただし、最初の発信から3分を超えた場合にあっては、別の発信とみなす。なお、この規定は、火災、盗難その他の非常の場合にあっては、適用しない。

(5) 総合デジタル通信端末の「基本的機能」及び「アナログ電話端末等と通信する場合の送出電力」について述べた次の二つの文章は、 (オ) 。

A 総合デジタル通信端末は、総務大臣が別に告示する場合を除き、発信又は応答を行う場合
にあっては、呼設定用メッセージを送出する機能を備えなければならない。
B 総合デジタル通信端末がアナログ電話端末等と通信する場合にあっては、通話の用に供す
る場合を除き、総合デジタル通信用設備とアナログ電話用設備との接続点においてデジタル
信号をアナログ信号に変換した送出電力は、平均レベルで-10dBm以下で、かつ、最大レ
ベルで0dBmを超えてはならない。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない