自宅サーバ構築(KVM仮想マシンの作成 CnetOS 8)
目次
virsh-install で仮想マシンの作成
最小要件は –name、–ram、仮想マシンのストレージ (–disk、–filesystem、または –disk none)、インストール方法 (–location、–cdrom、–pxe、–import、または boot) です。
今回はCockpitのコンソール接続を利用してGUIでのインストールとします。
ホストマシンで下記のコマンドを実行します。
VM_NAME="<仮想マシン名>" ##${VM_NAME}に代入されて--nameと--diskに割り当てます。
virt-install \
--name ${VM_NAME} \
--hvm \
--arch x86_64 \
--os-type linux \
--os-variant rhel8.1 \ ##(2020/5/5現在)CentOS8.1が選択できませんので「rhel8.1」とします。
--vcpus 1 \
--ram 2048 \
--disk path=/var/lib/libvirt/images/${VM_NAME}.img,format=qcow2,size=50 \ ## 仮想マシンストレージをqcow2で指定ディレクトリに作成します。
--network bridge=br0 \
--graphics vnc,keymap=ja \
--noautoconsole \
--location /data/iso/CentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.iso \ ##CentOSのインストールメディアを指定
--extra-args ro ##GUIインストールのバグ回避対策のおまじないです。
SSHでホストマシンに接続して操作
~]# VM_NAME="centos8-vm02"
~]# virt-install \
> --name ${VM_NAME} \
> --hvm \
> --arch x86_64 \
> --os-type linux \
> --os-variant rhel8.1 \
> --vcpus 2 \
> --ram 2048 \
> --disk path=/var/lib/libvirt/images/${VM_NAME}.img,format=qcow2,size=50 \
> --network bridge=br0 \
> --graphics vnc,keymap=ja \
> --noautoconsole \
> --location /data/iso/CentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.iso \
> --extra-args ro
インストールの開始中...
ファイル vmlinuz を読出中... | 7.7 MB 00:00:00
ファイル initrd.img を読出中... | 59 MB 00:00:00
割り当て中 'centos8-vm02.img' | 50 GB 00:00:00
仮想マシンのインストールが進行中です。インストール
が完了するまでコンソールの再接続を待っています。
~]#
これで仮想マシンの作成は完了です。
作成した仮想マシンにCentOS8をインストールしていきます。選択するパッケージは「最小限のインストール」とします。
Cockpitでホストマシンに接続して操作
Cockpitにアクセスして左ペインから「仮想マシン」を選択、[Consoles]タブを開きます。
画面の指示の通りに操作してインストール項目を指定します。
インストールが完了してコンソールにログインプロンプトが表示されます。
仮想マシンのsmartdサービスを停止・無効化する
仮想ディスクおよび物理的なストレージデバイスはホスト物理マシンで管理されるので仮想マシン上ではSMART ディスクモニタリングは必要ありませんので停止・無効化しておきます。
端的に言うとストレージHDD「STANDBY mode」とか仮想マシン側でやる必要ないでしょ!ってこと
~]# service smartd stop
Redirecting to /bin/systemctl stop smartd.service
~]#
~]# systemctl stop smartd.service
Removed /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/smartd.service.
~]#
以上