工事担任者【H30】 第1回 法規 第5問

2018年6月4日

第5問 次の各文章の 内に、それぞれの の解答群の中から、「有線電気通信設備令」、「有線電気通信設備令施行規則」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」又は「電子署名及び認証業務に関する法律」に規定する内容に照らして最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1) 有線電気通信設備令に規定する用語について述べた次の文章のうち、誤っているものは、(ア) である。

① ケーブルとは、光ファイバ並びに光ファイバ以外の絶縁物及び保護物で被覆されている電線をいう。
② 高周波とは、周波数が3,500ヘルツを超える電磁波をいう。
③ 音声周波とは、周波数が200ヘルツを超え、3,500ヘルツ以下の電磁波をいう。
④ 絶縁電線とは、絶縁物のみで被覆されている電線をいう。
⑤ 強電流電線とは、強電流電気の伝送を行うための導体をいい、つり線、支線などで支持されている場合は、これらの物を含む。



(2) 有線電気通信設備令において、強電流電線に重畳される通信回線は、次の(ⅰ)及び(ⅱ)により設置しなければならないと規定されている。

(ⅰ) 重畳される部分とその他の部分 (イ) ようにすること。
(ⅱ) 重畳される部分に異常電圧が生じた場合において、その他の部分を保護するため総務省令で定める保安装置を設置すること。

① とを個別に監視し、一方が故障しても他方で監視が継続できる
② とを安全に分離し、且つ、開閉できる
③ とは容易に切り離すことができない
④ とを切り替えて、個別に確認又は試験できる
⑤ との間に分界点を設け、責任の分界が明確になる



(3) 有線電気通信設備令施行規則に規定する「屋内電線と屋内強電流電線との交差又は接近」について述べた次の二つの文章は、 (ウ) 。ただし、屋内強電流電線の電圧は低圧の場合とし、また、屋内強電流電線が300ボルト以下であって、屋内電線と屋内強電流電線との間に
絶縁性の隔壁を設置する場合、又は屋内強電流電線が絶縁管(絶縁性、難燃性及び耐水性のものに限る。)に収めて設置されている場合を除くものとする。

A 屋内強電流電線が強電流裸電線であるとき、屋内電線と屋内強電流電線との離隔距離は、30センチメートル以上としなければならない。
B 屋内電線と屋内強電流電線(屋内強電流電線が強電流裸電線の場合を除く。)との離隔距離は、10センチメートル以上としなければならない。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない



(4) 不正アクセス行為の禁止等に関する法律の「定義」に規定されている、特定電子計算機の特定利用における識別符号になり得る符号の条件について述べた次の二つの文章は、 (エ) 。

A 当該利用権者等の署名を用いて総務大臣が定める方法により作成される符号であること。
B 当該アクセス管理者によってその内容をみだりに第三者に知らせてはならないものとされている符号であること。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない



(5) 電子署名及び認証業務に関する法律において電磁的記録とは、電子的方式、磁気的方式その他 (オ) することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。

① 第三者からは内容を解読
② 本人以外は任意に改変
③ 外部からは容易に攻撃
④ 人の知覚によっては認識
⑤ 不正な方法では内容を認証