工事担任者【H30】 第1回 法規 第4問

2018年6月4日

第4問 次の各文章の 内に、それぞれの の解答群の中から、「端末設備等規則」に規定する内容に照らして最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1) 移動電話端末の「基本的機能」について述べた次の二つの文章は、 (ア) 。

A 発信を行う場合にあっては、発信を確認する信号を送出するものであること。

B 通信を終了する場合にあっては、チャネル(通話チャネル及び制御チャネルをいう。)を切断する信号を送出するものであること。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない



(2) アナログ電話端末の「発信の機能」、「緊急通報機能」又は「直流回路の電気的条件等」について述べた次の文章のうち、正しいものは、 (イ) である。

① アナログ電話端末は、発信に際して相手の端末設備からの応答を自動的に確認する場合にあっては、電気通信回線からの応答が確認できない場合選択信号送出終了後3分以内に直流回路を開くものでなければならない。

② アナログ電話端末は、自動再発信(応答のない相手に対し引き続いて繰り返し自動的に行う発信をいう。以下同じ。)を行う場合(自動再発信の回数が15回以内の場合を除く。)にあっては、その回数は最初の発信から2分間に3回以内でなければならない。この場合において、最初の発信から2分を超えて行われる発信は、別の発信とみなす。ただし、この規定は、火災、盗難その他の非常の場合にあっては、適用しない。

③ アナログ電話端末であって、通話の用に供するものは、電気通信番号規則に規定する電気通信番号を用いた警察機関、海上保安機関又は消防機関への通報(「緊急通報」という。)を発信する機能を備えなければならない。

④ 直流回路を開いているときのアナログ電話端末の直流回路の直流抵抗値は、2メガオーム以上でなければならない。

⑤ 直流回路を開いているときのアナログ電話端末の呼出信号受信時における直流回路の静電容量は、1マイクロファラド以下であり、インピーダンスは、75ボルト、16ヘルツの交流に対して2キロオーム以上でなければならない。



(3) アナログ電話端末の「選択信号の条件」における押しボタンダイヤル信号の高群周波数は、(ウ) までの範囲内における特定の四つの周波数で規定されている。

① 900ヘルツから1,400ヘルツ
② 1,000ヘルツから1,500ヘルツ
③ 1,100ヘルツから1,600ヘルツ
④ 1,200ヘルツから1,700ヘルツ
⑤ 1,300ヘルツから1,800ヘルツ



(4) アナログ電話端末の「直流回路の電気的条件等」について述べた次の二つの文章は、 (エ) 。

A アナログ電話端末は、電気通信回線に対して直流の電圧を加えるものであってはならない。
B 直流回路を閉じているときのダイヤルパルスによる選択信号送出時における直流回路の静電容量は、2マイクロファラド以下でなければならない。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない



(5) 総合デジタル通信端末の「基本的機能」、「電気的条件等」又は「アナログ電話端末等と通信する場合の送出電力」について述べた次の文章のうち、誤っているものは、 (オ) である。

① 総合デジタル通信端末は、発信又は応答を行う場合にあっては、呼設定用メッセージを送出する機能を備えなければならない。ただし、総務大臣が別に告示する場合はこの限りでない。
② 総合デジタル通信端末は、通信を終了する場合にあっては、初期設定メッセージを送出する機能を備えなければならない。ただし、総務大臣が別に告示する場合はこの限りでない。

③ 総合デジタル通信端末は、電気通信回線に対して直流の電圧を加えるものであってはならない。
④ 総合デジタル通信端末は、総務大臣が別に告示する電気的条件及び光学的条件のいずれかの条件に適合するものでなければならない。
⑤ 総合デジタル通信端末がアナログ電話端末等と通信する場合にあっては、通話の用に供する場合を除き、総合デジタル通信用設備とアナログ電話用設備との接続点においてデジタル信号をアナログ信号に変換した送出電力は、平均レベルで-3dBm以下でなければならない。