工事担任者【H29】 第1回 法規 第1問

2016年2月29日

第1問 次の各文章の 内に、それぞれの の解答群の中から、「電気通信事業法」又は「電気通信事業法施行規則」に規定する内容に照らして最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1) 総務大臣が電気通信事業者に対し、利用者の利益又は公共の利益を確保するために必要な限度において、業務の方法の改善その他の措置をとるべきことを命ずることができる場合について述べた次の文章のうち、誤っているものは、 (ア) である。

① 電気通信事業者の業務の方法に関し通信の秘密の確保に支障があるとき。
② 電気通信事業者が重要通信に関する事項について適切に配慮していないとき。
③ 電気通信事業者が提供する電気通信役務に関する提供条件(料金を除く。)が電気通信回線設備の使用の態様を不当に制限するものであるとき。
④ 事故により電気通信役務の提供に支障が生ずるおそれがある場合に電気通信事業者がその支障の発生を未然に防止するために必要な対策その他の措置を速やかに行わないとき。(正:その支障を除去するため)
⑤ 電気通信事業者が特定の者に対し不当な差別的取扱いを行っているとき。

(2) 電気通信事業法に規定する「電気通信事業の登録」及び「管理規程」について述べた次の二つの文章は、 (イ) 。

A 電気通信事業を営もうとする者は、総務大臣の登録を受けなければならない。ただし、その者の設置する電気通信回線設備の規模及び利用者の数が総務大臣が別に定める基準を超えない場合は、の限りでない。(正:区域の範囲)
B 電気通信事業者は、総務省令で定めるところにより、事業用電気通信設備の管理規程を定め、電気通信事業の開始前に、総務大臣に届け出なければならない。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい(正解)
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない

(3) 電気通信事業法の「自営電気通信設備の接続」において、電気通信事業者は、自営電気通信設備をその電気通信回線設備に接続すべき旨の請求を受けたとき、その自営電気通信設備を接続することにより当該電気通信事業者の電気通信回線設備の (ウ) が経営上困難となることについて当該電気通信事業者が総務大臣の認定を受けたときは、その請求を拒むことができると規定されている。

① 提 供
② 保 持(正解)
③ 調 整
④ 運 用
⑤ 管 理

(4) 電気通信事業者が利用者から端末設備の接続請求を受けた場合について述べた次の二つの文章は、 (エ) 。

A 電気通信事業者は、利用者から端末設備をその電気通信回線設備に接続すべき旨の請求を受けたときは、その接続が電気通信事業者が定める契約約款に適合しない場合その他総務省令で定める場合を除き、その請求を拒むことができない。(正:総務省令で定める技術基準に適合しない場合)
B 総務省令で定める、電気通信事業者が利用者からの端末設備の接続請求を拒める場合とは、利用者から、端末設備であって電波を使用するもの(別に告示で定めるものを除く。)及び公衆電話機その他通信の秘密を侵すおそれのあるものの接続の請求を受けた場合である。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない(正解)

(5) 利用者は、適合表示端末機器を接続する場合その他総務省令で定める場合を除き、電気通信事業者の電気通信回線設備に端末設備を接続したときは、当該電気通信事業者の (オ) を受け、その続が電気通信事業法に規定する技術基準に適合していると認められた後でなければ、これを使用しはならない。これを変更したときも、同様とする。

① 検 査(正解)
② 認 定
③ 検 定
④ 登 録
⑤ 認 可