工事担任者【H27】 第1回 法規 第3問

2016年2月27日

第3問 次の各文章の 内に、それぞれの の解答群の中から、「端末設備等規則」に規定する内容に照らして最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1) 用語について述べた次の文章のうち、誤っているものは、 (ア) である。

① 移動電話用設備とは、電話用設備であって、端末設備又は自営電気通信設備との接続において電波を使用するものをいう。
② インターネットプロトコル電話端末とは、端末設備であって、インターネットプロトコル電話用設備に接続されるものをいう。
③ デジタルデータ伝送用設備とは、電気通信事業の用に供する電気通信回線設備であって、多重伝送方式により、専ら音響又は影像の伝送交換を目的とする電気通信役務の用に供するものをいう。
④ 総合デジタル通信用設備とは、電気通信事業の用に供する電気通信回線設備であって、主として64キロビット毎秒を単位とするデジタル信号の伝送速度により、符号、音声その他の音響又は影像を統合して伝送交換することを目的とする電気通信役務の用に供するものをいう。
⑤ 絶対レベルとは、一の皮相電力の1ミリワットに対する比をデシベルで表したものをいう。

(2) 端末設備の機器は、その電源回路と筐体及びその電源回路と事業用電気通信設備との間におきょういて、使用電圧が750ボルトを超える直流及び600ボルトを超える交流の場合にあっては、その使用電圧の (イ) 倍の電圧を連続して10分間加えたときこれに耐える絶縁耐力を有しなければならない。

① 1.2
② 1.5
③ 2
④ 2.5
⑤ 3

(3) 安全性等について述べた次の二つの文章は、 (ウ) 。

A 端末設備の機器は、その電源回路と筐体及びその電源回路と事業用電気通信設備との間において、使用電圧が300ボルトを超え750ボルト以下の直流及び300ボルトを超え600ボルト以下の交流の場合にあっては、0.4メガオーム以上の絶縁抵抗を有しなければならない。
B 配線設備等の評価雑音電力(通信回線が受ける妨害であって人間の聴覚率を考慮して定められる実効的雑音電力をいい、誘導によるものを含む。)は、絶対レベルで表した値で定常時においてマイナス68デシベル以下であり、かつ、最大時においてマイナス54デシベル以下であること。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない

(4) 安全性等について述べた次の文章のうち、誤っているものは、 (エ) である。

① 通話機能を有する端末設備は、通話中に受話器から過大な音響衝撃が発生することを防止する機能を備えなければならない。
② 端末設備は、事業用電気通信設備から漏えいする通信の内容を意図的に識別する機能を有してはならない。
③ 端末設備は、事業用電気通信設備との間で鳴音(電気的又は音響的結合により生ずる発振状態をいう。)を発生することを防止するために総務大臣が別に告示する条件を満たすものでなければならない。
④ 配線設備等の電線相互間及び電線と筐体間の絶縁抵抗は、直流200ボルト以上の一の電圧で測定した値で1メガオーム以上であること。
⑤ 事業用電気通信設備を損傷し、又はその機能に障害を与えないようにするため、総務大臣が別に告示するところにより配線設備等の設置の方法を定める場合にあっては、その方法によるものでなければならない。

(5) 「端末設備内において電波を使用する端末設備」について述べた次の二つの文章は、 (オ) 。

A 端末設備を構成する一の部分と他の部分相互間において電波を使用する端末設備は、総務大臣が別に告示する条件に適合する識別符号を有しなければならない。
B 識別符号とは、端末設備に使用される無線設備を識別するための符号であって、通話チャネルの設定に当たってその登録が行われるものをいう。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない