工事担任者【H26】 第1回 法規 第5問

2016年2月26日

第5問 次の各文章の 内に、それぞれの の解答群の中から、「有線電気通信設備令」、「有線電気通信設備令施行規則」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」又は「電子署名及び認証業務に関する法律」に規定する内容に照らして最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1) 有線電気通信設備令に規定する用語について述べた次の文章のうち、正しいものは、(ア) である。

① ケーブルとは、光ファイバ以外の絶縁物のみで被覆されている電線をいう。
② 高周波とは、周波数が3,000ヘルツを超える電磁波をいう。
③ 線路とは、送信の場所と受信の場所との間に設置されている電線及びこれに係る中継器その他の機器をいい、これらを支持し、又は保蔵するための工作物を除く。
④ 離隔距離とは、線路と他の物体(線路を含む。)とが気象条件による位置の変化により最も接近した場合におけるこれらの物の間の距離をいう。
⑤ 強電流電線とは、強電流電気の伝送を行うための導体のほか、つり線、支線などの工作物を含めたものをいう。

(2) 有線電気通信設備令に規定する「架空電線と他人の設置した架空電線等との関係」及び「架空電線の支持物」について述べた次の二つの文章は、 (イ) 。

A 架空電線は、架空強電流電線との水平距離がその架空電線若しくは架空強電流電線の支持物のうちいずれか低いものの高さに相当する距離以下となるときは、総務省令で定めるところによらなければ、設置してはなら
B 架空電線の支持物には、取扱者が昇降に使用する足場金具等を地表上2.5メートル未満の高さに取り付けてはならない。ただし、総務省令で定める場合は、この限りでない。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない

(3) 屋内電線と低圧の屋内強電流電線が30センチメートル以下に接近する場合には、屋内電線は、屋内強電流電線との離隔距離を10センチメートル(屋内強電流電線が強電流裸電線であるときは、30センチメートル)以上とするように設置しなければならない。ただし、屋内強電流電線が (ウ) ボルト以下である場合において、屋内電線と屋内強電流電線との間に絶縁性の隔壁を設置するとき、又は屋内強電流電線が絶縁管(絶縁性、難燃性及び耐水性のものに限る。)に収めて設置されているときは、この限りでない。

① 300
② 450
③ 500
④ 600
⑤ 750

(4) 不正アクセス行為の禁止等に関する法律における「定義」に規定されている、識別符号になり得る符号の条件について述べた次の二つの文章は、 (エ) 。

A 当該利用権者等の署名を用いて総務大臣が定める方法により作成される符号であること。
B 当該アクセス管理者によってその内容をみだりに第三者に知らせてはならないものとされている符号であること。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない

(5) 電子署名及び認証業務に関する法律において電磁的記録とは、電子的方式、磁気的方式その他 (オ) することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。

① 第三者は内容を解読
② 外部からは容易に攻撃
③ 人の知覚によっては認識
④ 本人以外は任意に改変
⑤ 不正な方法では内容を認証