工事担任者【H26】 第1回 法規 第4問

2016年2月26日

第4問 次の各文章の 内に、それぞれの の解答群の中から、「端末設備等規則」に規定する内容に照らして最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1) アナログ電話端末の「発信の機能」、「緊急通報機能」又は「直流回路の電気的条件等」について述べた次の文章のうち、正しいものは、 (ア) である。

① 自動的に選択信号を送出する場合にあっては、直流回路を閉じてから3秒以上経過後に選択信号の送出を開始するものであること。ただし、電気通信回線からの発信音又はこれに相当する可聴音を確認した後に選択信号を送出する場合にあっては、この限りでない。
② 発信に際して相手の端末設備からの応答を自動的に確認する場合にあっては、電気通信回線からの応答が確認できない場合選択信号送出終了後3分以内に直流回路を開くものであること。
③ アナログ電話端末であって、通話の用に供するものは、電気通信番号規則に規定する電気通信番号を用いた警察機関、海上保安機関又は気象機関への緊急通報を発信する機能を備えなければならない。
④ ダイヤルパルスによる選択信号送出時における直流回路の静電容量は、30マイクロファラド以下であること。
⑤ アナログ電話端末は、電気通信回線に対して音声周波以外の交流の電圧を加えるものであってはならない。

(2) アナログ電話端末の「選択信号の条件」における押しボタンダイヤル信号について述べた次の二つの文章は、 (イ) 。

A 信号周波数偏差は、信号周波数の±1.5%以内でなければならない。
B 周期とは、信号送出時間とミニマムポーズの和をいい、その値は30ミリ秒以上でなければならない。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない

(3) 移動電話端末の「基本的機能」又は「発信の機能」について述べた次の文章のうち、誤っているものは、 (ウ) である。

① 発信を行う場合にあっては、発信を要求する信号を送出するものであること。
② 通信を終了する場合にあっては、チャネル(通話チャネル及び制御チャネルをいう。)を切断する信号を送出するものであること。
③ 発信に際して相手の端末設備からの応答を自動的に確認する場合にあっては、電気通信回線からの応答が確認できない場合選択信号送出終了後3分以内にチャネル(通話チャネル及び制御チャネルをいう。)を切断する信号を送出し、送信を停止するものであること。
④ 自動再発信を行う場合にあっては、その回数は2回以内であること。ただし、最初の発信から3分を超えた場合にあっては、別の発信とみなす。なお、この規定は、火災、盗難その他の非常の場合にあっては、適用しない。

(4) 直流回路を閉じているときのアナログ電話端末の直流回路の直流抵抗値は、20ミリアンペア以上120ミリアンペア以下の電流で測定した値で50オーム以上300オーム以下でなければならない。ただし、直流回路の直流抵抗値と電気通信事業者の交換設備からアナログ電話端末までの線路の直流抵抗値の和が (エ) 以下の場合にあっては、この限りでない。

① 30オーム以上1,500オーム
② 50オーム以上1,700オーム
③ 70オーム以上1,900オーム
④ 100オーム以上2,000オーム
⑤ 120オーム以上2,200オーム
⑥ 150オーム以上2,500オーム

(5) 総合デジタル通信用設備に接続される端末設備の「電気的条件等」及び「アナログ電話端末等と通信する場合の送出電力」について述べた次の二つの文章は、 (オ) 。

A 総合デジタル通信端末は、総務大臣が別に告示する電気的条件及び磁気的条件のいずれかの条件に適合するものでなければならない。
B 総合デジタル通信端末がアナログ電話端末等と通信する場合にあっては、通話の用に供する場合を除き、総合デジタル通信用設備とアナログ電話用設備との接続点においてデジタル信号をアナログ信号に変換した送出電力は、平均レベルでマイナス3dBm以下でなければならない。

① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない