工事担任者【H26】 第1回 法規 第3問
第3問 次の各文章の 内に、それぞれの の解答群の中から、「端末設備等規則」に規定する内容に照らして最も適したものを選び、その番号を記せ。
(1) 用語について述べた次の文章のうち、誤っているものは、 (ア) である。
① アナログ電話端末とは、端末設備であって、アナログ電話用設備に接続される点において2線式の接続形式で接続されるものをいう。
② インターネットプロトコル電話端末とは、端末設備であって、インターネットプロトコル電話用設備に接続されるものをいう。
③ デジタルデータ伝送用設備とは、電気通信事業の用に供する電気通信回線設備であって、デジタル方式により、専ら音響又は影像の伝送交換を目的とする電気通信役務の用に供するものをいう。
④ 専用通信回線設備等端末とは、端末設備であって、専用通信回線設備又はデジタルデータ伝送用設備に接続されるものをいう。
⑤ 通話チャネルとは、移動電話用設備と移動電話端末又はインターネットプロトコル移動電話端末の間に設定され、主として音声の伝送に使用する通信路をいう。
(2) 責任の分界又は安全性等について述べた次の文章のうち、誤っているものは、 (イ) である。
① 利用者の接続する端末設備は、事業用電気通信設備との責任の分界を明確にするため、事業用電気通信設備との間に分界点を有しなければならない。
② 分界点における接続の方式は、端末設備を電気通信回線ごとに事業用電気通信設備から容易に切り離せるものでなければならない。
③ 端末設備の機器は、その電源回路と筐体及びその電源回路と事業用電気通信設備と きょうの間において、使用電圧が300ボルト以下の場合にあっては、0.2メガオーム以上であり、300ボルトを超え750ボルト以下の直流及び300ボルトを超え600ボルト以下の交流の場合にあっては、0.4メガオーム以上である絶縁抵抗を有しなければならない。
④ 通話機能を有する端末設備は、通話中に受話器から過大な誘導雑音が発生することを防止する機能を備えなければならない。
⑤ 端末設備の機器の金属製の台及び筐体は、接地抵抗が100オーム以下となるように接地しなければならない。ただし、安全な場所に危険のないように設置する場合にあっては、この限りでない。
(3) 「鳴音の発生防止」について述べた次の二つの文章は、 (ウ) 。
A 端末設備は、事業用電気通信設備との間で鳴音を発生することを防止するために電気通信事業者が定める条件を満たすものでなければならない。
B 鳴音とは、電気的又は光学的結合により生ずる発振状態をいう。
① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない
(4) 端末設備内において電波を使用する端末設備は、総務大臣が別に告示するものを除き、使用する電波の周波数が空き状態であるかどうかについて、総務大臣が別に告示するところにより判定を行い、空き状態である場合にのみ (エ) ものでなければならない。
① 回線を認識する
② 通信路を設定する
③ チャネルを選択
④ 電源回路を接続する
⑤ 電波を検出する
(5) 「配線設備等」について述べた次の二つの文章は、 (オ) 。
A 配線設備等の評価雑音電力(通信回線が受ける妨害であって人間の聴覚率を考慮して定められる実効的雑音電力をいい、誘導によるものを含む。)は、絶対レベルで表した値で定常時においてマイナス64デシベル以下であり、かつ、最大時においてマイナス58デシベル以下であること。
B 配線設備等の電線相互間及び電線と大地間の絶縁抵抗は、直流200ボルト以上の一の電圧で測定した値で2メガオーム以上であること。
① Aのみ正しい
② Bのみ正しい
③ AもBも正しい
④ AもBも正しくない